8月11日に紹介した、「桜のスプーン」。
「桜のスプーン」の在庫が少なくなったので、作っておく事にしました。
その、制作過程の紹介です。

材料は山桜。
今回の材料は、ホームセンターで珍しく見つけたもの。銘木市と書かれたBOXの中にあったもので、割れが多かったけれども、スプーン等の小さい物を作るのには問題ないと思い、購入していたものです。

 1.写真の上)スプーンのサイズに木を削り、切り出します  (木取り)
2.写真の下)スプーンを横から見た、型紙で側面に墨付し、 匙の凹みの位置に、ドリルで穴を明けます(凹みのあら取 りと彫る深さの目安)

3.写真の上)バンドソーでスプーンの上面を切り出します。
4.写真の下)上面の持ち手部分を、鉋で削り形を整え、仕上      げます(あとサンドペーパーで仕上げればよく      なる前まで)匙部分は、次に掘るのでバンド       ソーのあとのまま。
5.スプーンを上から見た、型紙で墨付けをします。

つづく

「桜のスプーン」の制作のつづきです。

6.写真の下右)匙のすくう凹み部分を、ノミで掘ります。        (後で、サンドペーパーで形を整えようとす       ると、なかなかうまくいかないので、ノミで       きちんと形を整えておきます)
7.写真の下左)サンドペーパを使って、磨きます。           (♯120→♯180→♯240、番手を徐        々にあげていきます。数字が大きいほど細        かくなります)

  写真の上)凹みを掘るのに使っている、3本のノミ。左       と真ん中は「内丸」、右は「匙丸」(ノミ の頭      が内に曲がっています)

8.写真の上)スプーンの下面を、バンドソーできります。
9.写真の下)スプーン上から見た形に、バンドソーできりま      す。スプーンの形に近づいてきました。

つづく

「桜のスプーン」の制作のつづき。
最終回。

 10.スプーンの下側を南京鉋で、丸く削ります。
   しっかりバイスに固定して、スプーンの持ち手の方か   ら、削っていきます。

11.持ち手側が、削り終わると、匙側を削ります。
   先に匙側を削ると、バイスで固定した時に、割れた事が  あるので、この順序です。

12.写真上)削る前と
  写真下)削り終わったもの。
      ここまで出来ると、あとはサンドペーパーで仕      上げ(♯120→♯180→♯240)ます。

13.最後に塗装(下塗り:木固めエース、上塗り:クルミオ  イル)して、完成です。
  (写真はサンドペーパー仕上げが終わって、塗装前)

おわり。です。

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